小学生の子供に Apple Watch を持たせて感じたこと
小学生の子供との連絡用にセルラー Apple Watch を持たせた話シリーズ。持たせるようにしてから3ヶ月ちょっと経つので感じたことを書いておく。
過去記事は👇からどうぞ。
要約
いろいろ書いた結果、長くなってしまったので ChatGPT にまとめてもらった。
# 良いところ
- 安くはないが高くはない
- 月額2,500円くらいで維持できる。
- 本体代分割と通信費合わせてこの価格なら許容できる。
- 便利な機能
- FaceTime とメッセージが使えるから、LINE と電話代が不要。
- iCloud でカレンダー共有やリマインダーもスムーズ。
- 無くしにくい
- 腕につけるだけなので、スマホみたいに置き忘れる心配がほぼない。
# 気になるところ
- 保護者の iPhone が必須
- Apple Watch は iPhone があってこそ活きる。
- 保護者が Android だとメリット半減。
- 設定がちょっと面倒
- iCloud アカウント作成やペアレントコントロール設定に手間がかかる。
- キャリアの対応が不慣れな場合もあり、トラブル解決に時間がかかるかも。
- GPS 機能の限界
- 「探す」アプリで位置確認できるけど、即座に正確な位置が出ないことも。
- 移動ログ・移動通知機能はあまり期待できない。
- 音声入力にクセがある
- 日本語入力は音声頼りで誤変換が多め。子供が少しイライラする場面あり。
# まとめ
- 自分の状況ではメリットが大きく納得して使えている
良かったところ
コスト
Apple Watch 本体の分割払いと合わせて月額コストは 2,500円弱。決して安くはないけど許容範囲ではあるかなという感想。
内訳は、
- Apple Watch SE2 (w/AppleCare+) 24回分割払い: 2,080円
- ウォッチナンバープラン月額: 385円
となっている。ちなみに初期費用は au の事務手数料で 3,500円かかった。
Apple Watch 本体は中古品にすればもう少し安く手に入りそうだけど、信頼性や故障時の保証を考慮した。個人情報がもりもりのデバイスになるし、中古でもある程度信頼できるところで買おうとすると値段も高くなる。Apple の認定整備済製品という手段が一番信頼できそうだけど、そうするとそこまで安くはない。中古は基本的に一括払いで初期費用の出費も高くなるなと思って AppleCare+ 付きで新品を買った。
キッズスマホとの比較
そもそもスマートウォッチという選択肢で考えていたけど、子供用のキッズスマホと比べてどうだったか。調べたところ月額費用については、端末代 24 回分割払いで 1,500 円前後という感じ。それと比べると Apple Watch は少し高いのは事実かな。
ただ、そういうキッズスマホは大手キャリアで親回線と同じことが条件だったり、通話が家族とだけ無料だったりして自分の状況とはマッチしなかった。家族がみんな同じ大手キャリアであれば、その経済圏にのっかるのもありかもしれない。
ただ、キッズスマホではなくセルラーのスマートウォッチを子供に持たせたいと考えたら現状は Apple Watch 以外での選択肢はないように思えた。何かありそうだったらおしえて下さい。
FaceTime とメッセージは便利
Apple Watch にしたことで FaceTime とメッセージが使えたのはとてもいい。電話代はかからないし、機能も品質も充分すぎるくらい。データ通信の容量が 250MB しかないけど FaceTime とメッセージで運用するくらいなら使い切るようなことはなさそう。この二つでやりとりができるから子供用に LINE を持たせなくていいのは親としてはありがたい。
それにペアレントコントロールなど、iCloud の世界で一通りできるのは体験が良い。もともと古い iPad を子供に貸していて子供用の iCloud アカウントは作ってあげていたからリマインダーやカレンダー共有などがそのまま使えたのもよい点だった。
忘れにくく、落としにくい
もともとスマホじゃなくてスマートウォッチを持たせた理由が「腕につけておけば落とし物しなさそうだから」というものだった。今のところ無くしそうになったことはない。
たとえ無くしても「探す」アプリで探せるしどうしようもなくなったら紛失モードにすればよい。カバンに入れる必要がないため、手ぶらででかけるようなときも「Apple Watch つけといて~」と一言かければ、腕につけて出かけるようになった。
留意点
基本的に満足して使っているが、誰にでもマッチするものではないと感じたので、その要素を書いておく。
保護者に iPhone が必要
そもそも子供用に限らず、Apple Watch を使う前提条件として iPhone が必要である。設定するだけなら使わない古い iPhone を持っておけばいいけど、FaceTime とメッセージでのやりとりが主になるから保護者が iPhone なのはほぼ必須かなと思った。たぶん Android との運用も不可能ではなさそうだけどやり取りが難しくなりそうだし、上で挙げたメリットがほぼ失われる気がした。
設定のハードルが高い
一通りの設定をしてみてこれはなかなかハードルが高いなと思った。子供の iCloud アカウントを作る必要もあるし、保護者をいれてファミリーの設定をしたりやることがいくつかある。各種設定がかなり細かく設定できるようにはなってるけど、その分、それぞれの設定がどういう項目なのかを理解するのはけっこう大変だった。
おそらく au ウォッチナンバープランはあまり使われてないサービスであるため、何かしトラブルが起きたときにうまくサポートされない可能性が高いと思った。 こういうときはキャリアのショップに行くのが王道だろうけど、はたしてどれだけの人がこのサービスを知っているのだろうかw。実際、自分は au のオンラインサポートでけっこうやり取りをしたけど、何度か間違ったことを言われたケースがあった。
最悪、キャリアからは「Apple Watch の設定なので Apple に聞いてください」と言われて、Apple からは「キャリアに聞いてください」と言われて詰むパターンもあるのでは?と思ってしまった。考えすぎかもしれないけど。
「探す」アプリはみまもり GPS に劣る
Apple Watch は GPS 機能があるから子供がどこにいるかは分かるが、機能的にはみまもり GPS には及ばないということを感じた。
「探す」アプリで子供の位置を探すと位置を補足するまでにそれなりに待つ場合がけっこうある。Watch の充電を節約したり、電波の関係もあるから理解はできるが、そういうのを気にせず体験だけを考えると使い勝手はみまもり GPS に劣る。みまもり GPS と比べたときに、
- 過去の移動ログは見られない
- 特定の位置への入場と出場が設定しづらい
というデメリットも感じた。
あくまで Apple Watch はスマートウォッチであって子供の現在位置を細かく特定するものではないという理解が必要かな。子供もそろそろ高学年だし、逐一場所を確認するような見まもり方からは離れる意味ではよかったのかもしれないが。
Apple Watch の操作性
Apple Watch の操作は若干癖があって全体的に慣れが必要。Apple Watch SE2 だとスクリーンキーボードは出せなくて実質、日本語に関しては音声入力しかできない。
小学生くらいだと操作にはすぐ慣れるパターンがほとんどだろうけど、音声入力だと漢字が適切にでないケースがあり、子供が若干フラストレーションをためる場面があった。
こういうのが嫌になると Apple Watch をつけることを嫌がるようになるかもしれないのでそういうことがありそうかは気にした方がよいかもしれない。
結論
結論としては自分と子供の環境においてはかなりマッチしていてこのまま使う予定。代替手段もあまり思いつかない。
全体の要約は最初に ChatGPT のまとめを書いたのでそちらに譲るとする。