Apple Watch で au ウォッチナンバープランを契約する
小学生の子供に携帯回線付きの Apple Watch を持たせることに決めたのが前回。次は回線キャリアを選ばなければならない。
キャリアを選ぶ
Apple Watch のセルラーモデルは契約できるキャリアが決まっていて格安 SIM のようなものは使うことができない。契約できるキャリアは次のとおり。
- au
- NTT docomo
- Rakuten
- Softbank
通常、セルラーモデルの Apple Watch を使う場合はペアリングする親機 iPhone の電話回線を Apple Watch と共有する形になる。しかし、子供に持たせる場合には親機 iPhone とは異なる電話番号を Apple Watch に割り当てる必要があり、これができるのは au と楽天モバイルのみである。それぞれ、
というサービスが提供されている。サイトを見たところ、両者ともに「子供に電話回線付き Apple Watch を持たせたい」というニーズを満たすために提供されているのだろうなと思った。
比較したところ、この2つはほとんどサービス内容に差がないように感じた。データ容量も両者とも 250MB だし、容量を追加することはできず容量をオーバすると低速になる。通話料は30秒22円で特に割引きはなさそうだった。結局、月額税込 385 円で圧倒的に安かったので au にすることに決めた。
セットアップ
au ウォッチナンバープランを契約するためには親機 iPhone が au 回線である必要がある。iPhone で au 回線(au SIM)をすでにもっていれば問題ないのだが、自分は au 回線を持っていない。
そういう人のため、ウォッチナンバープランを契約するためだけの無料の iPhone 用 au 回線、ウォッチナンバー契約専用SIMというものが用意されている。物理 SIM だけでなく eSIM も用意されているので自宅で手続きがすべて完結できるのはとてもよい。
ただ、このセットアップは分かりづらくてけっこうつまずいた。
もちろん今振り返ってみればサイトに記される手順通りに進めていけば何も問題はない。とはいえ、「ウォッチナンバー契約専用 SIM の回線(電話番号)」と「Apple Watch に割り当てられる回線(電話番号)」が最終的に異なることを理解していなかったため、いろいろとつまずく部分が多かった。この点は注意したい。
「ウォッチナンバー契約専用番号」の eSIM のセットアップが終わってるようにみえても、実際にウォッチアプリからウォッチナンバーが契約できるようになるまでに半日程度ラグがあるようだった。その時、「この回線ではウォッチナンバーは契約できません」というようなエラー画面になるため、待てば解決することが分からなくて不必要に何度かセットアップをやりなおしてしまった。
また、「ウォッチナンバー契約専用番号」と「Apple Watch の電話番号」は関係ないので、前者にひもづく au ID ではデータ利用料や利用請求額が確認できない。Apple Watch の番号にひもづく au ID をつくりそちらで確認する必要がある。
そもそもそれ以前に、電話番号ベースで au ID にログインするには au 回線が必要である。親機 iPhone に割り当てられる「ウォッチナンバー契約専用 SIM」はデータ通信ができないから ID 作成のためのページを開けない。データ通信ができる Apple Watch には Web ブラウザがないのため au ID 作成のページが開けない。こういうデッドロック状態になり、結局サポートに依頼して au ID を作成してもらってログインすることができた。
まとめ
このようにしてウォッチナンバープランを契約し、子供に電話回線付きの Apple Watch を持たせることができた。
とはいえ回線が開通してからも上に書いたアカウントについてサポートと大量にやりとりをして大変だった。実際にはもともと au PAY のために作った電話番号の紐付かない au ID と↑の番号を「アカウント統合」をした結果、かなりややこしい自体になってしまい、すべて解決するまでに1ヶ月程度かかった。
次回、メリット・デメリットや注意点をまとめて終りにしようようかなと思っている。
(2025-01-21追記)
書きました。